ALLOWS GARDEN DESIGN BLOG

アロウズガーデンデザインブログ

トレンドは『過ごす庭』。

2018年3月11日

約2ヶ月前になりますが、取引先の研修旅行でオーストラリアのガーデン視察に行ってきました。

 

 

最近日本のガーデン事情で特に注目されているのが、家と一体となった庭づくりです。

 

現在、巷で多くみられるのが、家と庭が分断されているお宅。

どんなにこだわった庭でも、リビングやダイニングから気軽に出れないと、使われない庭になってしまいます。

そのようなもったいない庭にしないためにも、もっともっと庭に出やすい仕掛けを考える必要があります。

 

 

そして、まさに家と庭が一体となった空間が見られるのが、オーストラリアのガーデンなんです!

以前の日本家屋の様に軒が大きく出ていて、室内とフラットなテラスが広がり、プールやガスグリル、アウトドア用ファニチャー(家具)など、庭で過ごすための仕掛けがたくさん見られます。

 

そんなガーデンを体感するため、シドニー郊外の住宅展示場を視察してきました。

 

 

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大きな開口部の外は軒下で日陰になっており、すべてのお宅にファニチャーのセットが置かれています。

 

 

ガスグリルも、ほぼすべての家に設置されていました。

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そしてどこの家も水での演出があります。

水盤や壁泉、そしてプール!

 

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こんなプールも・・・。

子供さんが喜びそうですね‼

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隣地との間の狭いスペースも無駄にすることなく、ベンチを配したり、ウォールやアクセントのボードで目隠しを兼ねた演出がされています。

 

新築の際に外部空間の計画をしておかなければ、実現出来ない空間ですよね。

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室内FLとフラットなガーデン。

湿度の高い日本の場合は、通気やシロアリの対策も考えなければならないんですが、しっかりと対策をすればこのようなガーデンが実現できます!

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このスペースも、外なんです。

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鏡を利用して広い空間に見せる手法。

これは使えますね!

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インテリアも、いちいちお洒落でした。

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道路に面した玄関側。

こちらはガーデンと比べてシンプルで、豪華さはあまり見られません。

 

その分の費用をガーデンに掛けているんですね。

良いことだと思います!

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・・・といっても、さりげなくお洒落な素材は使われています。

ガラスフェンスや自然石積み。

そして芝生や植木。

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最後に上空からの様子。

 

シドニー近郊の住宅地。

水色のものは、全てプールです‼

 

半分以上の家に設置されていますね!

 

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観光名所、ハーバーブリッジとオペラハウス。

 

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長野市近郊の住宅展示場はほとんど家だけを見せているイメージがありますが、本場オーストラリアでは、ガーデンも重要な要素です。

 

日本もこうなってくると、より豊かな暮らしになります。

モノではなく心が・・・。

 

そんなガーデンをたくさんご提案して採用していただいて、やがてスタンダードになるように頑張ります!